所得税の確定申告で見落としがちな控除5選|損していませんか?

「毎年きちんと確定申告しているのに、なぜか税金が高い気がする」――そんな悩みを抱える方は、所得税の確定申告で見落としがちな控除を適用できていない可能性があります。熊本県内の中小企業経営者や個人事業主、会社員の方に向けて、見落としやすい控除を厳選してお伝えします。

見落としがちな所得控除5選

①セルフメディケーション税制

ドラッグストアで購入した対象医薬品の年間購入額が1万2,000円を超えた場合、最大8万8,000円まで控除できます。通常の医療費控除(10万円超)に届かない方でも使える制度ですが、認知度が低く申告漏れが多い控除です。

②扶養控除の適用漏れ

扶養控除は「家族がいれば誰でも無条件で使える」わけではありません。以下の要件をすべて満たす必要があります。申告前に必ずご確認ください。

【扶養控除の適用要件(すべて満たすこと)】

控除額は年齢区分によって異なります。大学生世代(19歳以上23歳未満)の特定扶養親族は63万円、70歳以上で同居している老親等は58万円と節税効果が大きい控除です。

⚠️ よくある誤解:親を「扶養に入れている」と思っていても、親の年金収入が65歳以上で158万円超(65歳未満は108万円超)の場合、合計所得が48万円を超えるため扶養控除の対象外になります。思い込みで申告しているケースがありますので、毎年必ず要件を確認しましょう。

③雑損控除・災害減免法

熊本は台風・豪雨被害が多い地域です。自然災害や盗難による損失は雑損控除の対象となりますが、申告を忘れているケースが少なくありません。

会社員でも確定申告で取り戻せる控除

④医療費控除(家族合算)

生計を一にする家族全員の医療費を合算できます。年間10万円(所得200万円未満は所得の5%)を超えた分が控除対象です。例えば、医療費が年間15万円なら課税所得から5万円を差し引ける計算になります。

⑤寄附金控除(ふるさと納税以外)

認定NPOや公益法人への寄附も所得控除または税額控除の対象です。ふるさと納税のワンストップ特例を利用しつつ、他の寄附金控除を申告し忘れるケースが目立ちます。

計算例:控除の適用で税額はどう変わる?

課税所得400万円(税率20%)の方がセルフメディケーション税制で3万円の控除を受けた場合、所得税は約6,000円、住民税は約3,000円、合計約9,000円の節税になります。小さな金額に見えても、複数の控除を積み重ねれば数万円単位の差が生まれます。

まとめ

熊本・九州エリアの税務・会計のご相談は、たばた会計事務所にお気軽にどうぞ。

熊本の個人事業主必見!確定申告・青色申告で得する5つのポイント

「確定申告の準備、何から始めればいい?」「青色申告に切り替えるべき?」——そんな悩みを抱える熊本県の個人事業主の方は少なくありません。判断を誤ると数十万円単位で損をすることも。迷ったら早めに熊本の税理士に相談するのが安心です。

1. 青色申告で最大65万円の控除を受ける条件

e-Tax提出が65万円控除のカギ

青色申告特別控除は、複式簿記で記帳しe-Tax(電子申告)で期限内に提出すれば最大65万円が所得から控除されます。紙で提出した場合は55万円に減額されるため注意が必要です。仮に所得税率20%・住民税10%の方なら、65万円控除で約19万5,000円の節税効果が見込めます。

2. 届出の提出期限を確認する

開業後2か月以内、または3月15日まで

青色申告を始めるには、「所得税の青色申告承認申請書」を税務署に提出する必要があります。新規開業の場合は開業日から2か月以内、すでに白色申告をしている方はその年の3月15日が期限です。熊本市を管轄する熊本西税務署・熊本東税務署いずれも提出先を間違えないよう確認しましょう。

3. 経費計上と帳簿管理のポイント

見落としがちな経費を拾い上げる

自宅兼事務所の家賃・光熱費は家事按分で経費にできます。通信費や車両費なども、事業使用割合を合理的に算定して計上することが大切です。熊本県内で車移動が多い個人事業主はガソリン代や駐車場代も積極的に記録しましょう。

4. 熊本の個人事業主が使える制度を活用する

小規模企業共済・iDeCoとの併用

熊本の経営者・個人事業主にとって、小規模企業共済(掛金月額最大7万円・全額所得控除)やiDeCoは節税と将来の備えを両立できる有力な手段です。確定申告時に控除を忘れず記載しましょう。

5. まとめ

熊本で税務・会計のご相談は、たばた会計事務所にお気軽にお問い合わせください。